社会保険労務士 杉山千里
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はてなに年金相談室
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Q98:4月から発送される「ねんきん定期便」とは?



S男:たしか君、この連載の第88回目で、今年の4月から「ねんきん定期便」が送られて来るって言っていたよな。
R子:そう、本当なら平成20年4月から発送となる予定だったんだけど、1年遅れで平成21年4月からとなったの。 でも「ねんきん特別便」と違って、「ねんきん定期便」は公的年金制度に加入中の人にだけ送られて来るのよ。 退職して何の公的年金にも加入していない人の所には送られて来ないわ。
S男:いやぁー、僕に関係無いことは解かっているんだけど、どんなものが送られてくるのかね、ちょっと気になってね。
R子:4月からは、毎年誕生月になると水色の封筒に入ったA4版の大きさの「ねんきん定期便」が送られて来るわ。 (1日生まれの人は誕生日が属する月の前月となります。) でも記録漏れや改ざんの可能性が高い人のところにはオレンジ色の封筒の「ねんきん定期便」が送られて来るようよ。
S男:へぇー、じゃあ封筒がオレンジ色の人の場合は、よーく念入りに中身を確認する必要があるね。
R子:それもそうなんだけど、封筒の色だけじゃなくて、封筒の中に入っている回答票の色についても注意が必要よ。
S男:え?回答票も色によって違いがあるのかい?
R子:そう。「ねんきん特別便」について回答していない人、平成21年度に58歳になる人、標準報酬月額が改ざんされた可能性のある人の場合は、回答票の色が青なのよ。 (これ以外の人は普通の白色です。)青色の回答票が封筒に入っていたら、「ねんきん定期便」の内容に誤りが有っても無くても、かならず業務センターに回答票を送り返す必要があるわ。 白色の回答票だった人は、内容に誤りが有った場合にだけ、業務センターに回答票を送ればいいんだけど。
S男:また、いろいろとヤヤコシイね。送り返すだの、送り返さなくて良いだのって。
R子:まぁそう言わずに下の図をみて。


S男:肝心な定期便の中身の方はどうなっているのかな?「ねんきん特別便」とは、どう違うの?
R子:「ねんきん特別便」には、働いていた期間と会社名(会社名でなく、厚生年金と書かれている場合もあります。)が書かれていて、 国民年金の場合はその加入期間が何時から何時までって書かれていたけど、 こんどの「ねんきん定期便」では、将来どのくらいの年金がもらえるか、国民年金と厚生年金の保険料を今までいくら納めてきたか、厚生年金についてはその当時の標準報酬月額(=これは毎月の給与額そのままの金額ではありません。)も書かれているみたいね。
S男:「ねんきん特別便」よりも詳しい内容になっているんだね。
R子:そう。「ねんきん特別便」で訂正を申し出ている期間を除いては、過去の給与明細や給与振込みの預金通帳、あと家計簿なんかを引っ張り出してきて、 ちょっとでも違ってるなと思う点があれば、遠慮せずにその旨を回答票に記入して、業務センターに送り返した方がいいわ。
S男:「ねんきん定期便」は、正確に公的年金の加入記録が確認できていいねぇ。僕の若い頃からあればなぁ。
R子:でも、至れり尽くせりの「ねんきん定期便」なんだけど、共済組合の加入期間は載らないらしいのよ。
S男:ふーん。同じ公的年金なのに、共済組合の加入期間は別なのかい?
R子:今は社会保険庁と共済組合等との間で記録確認のやり取りを行っている最中なのね。
S男:節目の年齢の人に送るって言っていた「定期便」のほうは、どうなったの?
R子:それは平成22年4月以降に始まるわ。下の表を見て。




ねんきん定期便


ねんきん定期便・専用ダイヤルは、→0570−058−555(下記以外の場合)
ねんきん定期便・専用ダイヤルは、→03−6700−1144(一部のIP電話・PHSの場合)
こちらも参考になります。       →http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2500.html(政府インターネットテレビ)


平成21年3月号終わり(次回へ続く)

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