トップ >  所長のフリートーク >  31〜35


 いきいきワーキング教習所−社労士・杉山のフリートーク
(以下は、当教習所・所長の気まぐれコラムです。文章や写真の無断転載・無断複製を禁じます。)
No. 投稿日 投稿者 タイトル・内 容
35 2009/08/11 21:30 社労士・杉山千里
  *********************************************
  世界第2位の経済大国なのに、自殺者が多い日本
  *********************************************
  
  そろそろ中国に追い抜かれそうですが、今のところ世界第2位の経済大国である、わが国「日本」。
  世界でも2番目に豊かな国のはずなのに、最近、とてもショッキングな記事が新聞に載っていました。
  自殺者が急増しているというのです。
  
  日本全国の自殺者数は1998年から毎年、ほぼ3万人を超えており、
  2008年は2万4千人だったものの、
  2009年の今年は、最悪だった2003年に迫る勢いなのだとか。
  
  失業率と自殺率には相関関係があると指摘する人もいます。
  
  経済大国のイメージと実際の現実は、大変にかけ離れているように思えます。
  
  前回・前々回にも紹介したように、
  国もセーフティーネットを充実しようと、失業対策等、さまざまな策を施しています。
  これらの策のうち、何か1つでも助けとなって、失業者や自殺者の数が減ればと祈る毎日です。
  
  (ここで前回の記事について、追加と訂正があります。)
   ・給付期間は最大で「2年」のようです。
   ・給付金だけでは生活費が不足する場合は、希望すれば、単身者なら月5万円、
    被扶養者のいる人なら月8万円を上限に融資が受けられるそうです。貸付利息率は3%。
   ・訓練終了後6ヶ月以内に6ヶ月以上の雇用が見込まれる就職をした場合は、
    融資額の約50%相当の返済が免除されるそうです。
   ・ハローワークで求職の申し込みを行い、職業相談を受けた上で、職業訓練の受講申請をした
    年収200万以下(世帯全体でも300万円以下)の世帯の主たる生計者であり、
    雇用保険の給付を受給できない求職者が、この給付金の対象者となります。
   ・訓練受講が決定した後、給付金の受給資格認定の申請を行い、
    中央職業能力開発協会による審査を経たうえで、給付金受給の申し込みが行えます。
  
  
34 2009/07/17 14:30 社労士・杉山千里
  ************************************
  新・失業給付金制度がスタートします!
  ************************************
  毎月1回はこちらフリートークのコーナーに書き込みしようと思っていますが、
  この時期はどうしても、書き込むのが遅くなってしまいがちです。
  もう7月も17日ですね。七夕も過ぎてしまいました。
  
  来週の22日には、46年ぶりに皆既日食が起こり、関東でも部分日食を見ることができるようです。
  これを逃すと、2035年9月2日まで26年間も待たなければいけないとの事。
  最大に太陽が欠けるのは午前11時12分頃なので、
  お天気のほうが心配ですが、私も当日は出来るだけ頑張って時間を作り、
  少しでも日食を観察したいと考えています。
  
  さて前回も少しお話しましたが、いよいよ「新・失業給付金制度」がスタートします!
  (まずは、北海道・東京・神奈川・愛知・大阪・福岡の6都道府県でスタート。順次拡大。)
  
  この制度を7月29日より開始すると、厚生労働省より発表がありました。
  (実際に給付金が支給されるのは、最も早いケースで8月中旬となる見通し。)
  
  これにより雇用保険を受給できない人も、ハローワークの斡旋によって
  IT技術や介護などの分野の職業訓練を受ける事が出来るようになります。
  
  給付金の額は、扶養家族がいれば月12万円、単身者なら月10万円。
  給付期間は最大で1年です。
  
  使える制度は、使えるうちにドンドンと利用したいものです。
  皆既日食と同じく、このようなチャンスは、そうそう無いはずです。
  あったとしても、いつ頃来るかは判りません。
  どうぞこの制度を知らずにいて、損をすることが無いようにして下さい。
  
  
33 2009/06/04 10:40 社労士・杉山千里
  *****************************************
  「補正予算」のメリットを享受しましょう!
  *****************************************
  先日の5月29日、衆議院議決優先の憲法規定に基づき、今年度(2009年度)補正予算が成立しました。
  歳出総額は13兆9,256億円。この金額は過去最大の規模だそうです。
  
  どうやってこの金額を確保するのかというと、
  財政投融資特別会計から取り崩した3兆1,000億円と、
  10兆8,190億円の国債の追加発行で賄うとの事。
  
  歳出総額のうち、4兆3,674億円は46個の「基金」への拠出と言われています。
  
  ※100年に一度の大不況から脱却するには、単年度主義の予算ではなく、将来を見据えて
   包括的に政策を展開する必要があり、多年度を視野に入れた施策を円滑に実施するため
   46個の「基金」が設置される事になったようです。
  
  さて今回の補正予算のうち、私たちの生活に身近なものはどんなものがあるでしょうか?
  小学校入学前3年間の子どもに1年限りで年3万6,000円を支給する、
  なんていうのもありますが、この教習所では、まず雇用関連について見ていきましょう。
  
  雇用については次の2つの基金が挙げられるでしょう。
   ○緊急人材育成・就職支援基金(規模7,000億円)
   ○緊急雇用創出基金(3年間の基金。3,000億円が積み増しされて3倍の規模に。)
  
  前者は、雇用保険が切れている失業者のために、3年間で100万人を目途に
  6ヶ月〜1年のあいだ再就職のための職業訓練を行い、
  10万円から12万円の生活支援を行うというもので、
  後者は地方の失業者の雇用創出を後押しするもの。
  後者は市町村のアイデアにより様々な雇用が創出できます。
  
  次に見ていきたいのは、やはり健康関連です。
  乳がん・子宮頸がんの無料検診が実施される事になったのは大きいでしょう。
  特にアラフォー世代の人には朗報です。
  
  下表の年齢に該当する女性のところには順次、市区町村から
  手元に検診手帳無料クーポン券が送られて来るはずです。
  
  こういうメリットは、真面目に税金を払っている以上、遠慮せず享受したいものですね。
  
【無料検診対象となる女性】
乳がん               40歳・45歳・50歳・55歳・60歳
子宮頸がん20歳・25歳・30歳・35歳・40歳


32 2009/05/03 21:30 社労士・杉山千里
  ****************************
  「やる気」を高めるノート作り
  ****************************
  悪いことは重なるもので、世界が「100年に一度の大不況」に飲み込まれたかと思えば、
  今度は、新型インフルエンザが世界的大流行する危険性「大」とのニュースが毎日流れています。
    
  しかしそんな中でも、今年のゴールデンウィークは、
  定額給付金が支給されたり、
  ETC車の高速料金が一部の例外を除いて1,000円となったり、
  また休日となる日数が多い事もあるのでしょう、
  かってない程の人がレジャーに繰り出し、どこも彼処も大賑わいのようです。
  暗いニュースなど忘れてしまいそうな勢いです。
  (この経済効果は一体どのくらいの金額になるでしょうか?)
  
  さて「目標を達成したら、その見返りに自分に褒美を与える」というのは
  ヤル気をアップさせるために良く知られている方法ですね。
  その褒美の程度が目標達成の困難さに見合ったものかどうかを考えてしまいがちですが、
  それを達成したら、どういう褒美が欲しいかに焦点を当てた方が、
  ヤル気を出しやすいようです。
  
  最近読んだある本の中に、
  「せめて自分だけでも自分の応援団となりたいものだ。」
  「絶対に失敗しないとわかっていたら、どんな夢をかなえたいか?その夢があなたの本当の人生の目標だ。」
  という文章が書かれていました。
  
  ゴールデンウィークは、家族サービスをしたり、普段出来ない事をまとめてやる時でもありますが、
  自分に褒美を与える絶好の機会でもあります。
  
  自分に合った目標を立て、それをノートに書き出し、
  その目標をその都度見直して書き換えたりすると良いとその本にありました。
  
  以前からこのような目標&反省ノートは、何となく自然に必要性を感じて作成していました。
  (今までノートに書いてきたのは、
   ・いつそのような目標を立てたか、
   ・いつまでに達成したいか、
   ・その目標達成の困難度は3段階でどのレベルか
   ・いつ目標を達成したか――などです。)
  今度からは、それを達成した時に、どんな褒美が欲しいかも書き加えていこうと思います。
  
  次のヤル気を出すためにも、目標達成と褒美を与える時期の間隔は、
  きっと離れていない方が良いのだろうと思います。
  
  
31 2009/04/09 22:30 社労士・杉山千里
  ***********************************
  仕事も、「絶妙なバランス」が大切
  ***********************************
  
  毎年この時期に桜を見ると、日本に生まれて本当に良かったなぁと思います。
  日本よりも北極に近かったり、赤道に近かったりする国では、
  きっと日本のような四季の移りかわりを楽しめないでしょう。
  
  また私たちが住む地球という星も、
  軌道が今より少しでも太陽に近かったり遠かったりする位置にあると、
  水星や金星そして火星のように、気温が寒かったり暑かったりして、
  とても生物が生存できる環境では無いと言われています。
  
  まさに「絶妙なバランス」の上に暮らしていると言えます。
  
  「絶妙なバランス」は、料理についても成り立つと思います。
  どのような材料と、どのような調味料を、どのくらい使って、
  どれくらいの時間をかけて料理するのかによって、
  味は物凄く変わります。
  
  物事が成功する時というのは、このような要素が
  「絶妙なバランス」で配分されている時なのかも知れません。
  
  仕事も各要素が「絶妙なバランス」が上手く配分できた時に成功するのでしょう。
  
  受験シーズンが終わりホッと一息入れたい気分の時に、
  こんな事を思い出させるとウンザリしてしまうかも知れませんが、
  受験を成功させるためのテクニックとして、試験問題はまず最初に全体を見渡して
  「わかる所から解け!」というのがありますね。
  
  もしも仕事が二進(ニッチ)も三進(サッチ)もゆかずに行き詰ってしまったら、
  全体を見渡して「わかる所から進める」と良いでしょう。
  (ただし上司に仕事の優先順位を決められておらず、ある程度まで自分の裁量で行える場合に限ります。)
  
  「絶妙なバランス」にあるかどうかは、全体を見渡さないと、掴むことが出来ません。