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 いきいきワーキング教習所−所長のフリートーク
(以下は、当教習所・所長の気まぐれコラムです。無断転載・無断複製を禁じます。)
No. 投稿日 投稿者 タイトル・内 容
15 2006/03/01 16:59 社労士・杉山千里
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  ウォームビズも行き過ぎに注意!!
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   環境省が、2月21日から1週間、同省庁舎の暖房と給湯を全面停止したそうで、
  「ウォーム・ビズ」を率先して行う姿勢には感動を覚えますが、如何せん今年は
  かってない厳冬であり、どこまで「ウォーム・ビズ」を推進すれば良いか?と迷
  う事も多いのではないかと思います。経費削減と環境保護の両面から、「ウォー
  ム・ビズ」を推進する企業や自治体も多いでしょう。

   しかし暖房設定が低いと健康に悪影響を与える危険性も考えられる事から、厚
  生労働省では「ウォーム・ビズ」の行き過ぎに注意を呼び掛けている状況です。
   厚生労働省労働衛生課によると、労働安全衛生法の事務所衛生基準規則で、快
  適温度は17度〜28度と規定されており、大型の空調設備を備えた事務所では、
  これを保つよう努力義務を設けていて、10度を下回れば「暖房を講じなければ
  ならない」との義務が課されているそうです。建築物における衛生的環境の確保
  に関する法律(通称・ビル管法)でも同様の努力義務があると言います。

   デスクワークが専門の職員と、外回り専門の職員との間では、おのずと体感温
  度に差が生じます。これは夏も冬も同じでしょう。つまり体を動かせば、体は熱
  くなるわけです。
   私が前いた職場(=公認会計士事務所)では、必ず3時になるとラジオ体操を
  行う事になっていました。私はラジオ体操を結構真面目に行っていましたので、
  デスクワークが毎日何時間続いても、その職場にいた時は、肩こりと言うものを
  経験せずに済んだという経験があります。

   みなさんも、「ウォーム・ビズ」で寒い場合には、ラジオ体操する時間を設け
  てみては如何でしょうか?体が温かくなって暖房経費の削減に役立つばかりでな
  く、体調管理にも効果抜群ですよ。(ただし、ラジオ体操が出来るだけの場所を
  確保しなければいけませんね。)
  
14 2005/11/01 10:25 社労士・杉山千里
  
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        時間の貯金は出来ない 
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   11月は「ゆとり創造月間」という事で、
   厚生労働省でも大々的にポスターを作るなどして宣伝しています。

   毎日の慌しい生活の中で「ゆとり」を生むには、かなりの努力が必要です。
   どの人にも平等に同じ分量だけ分け与えられている「時間」を上手く使わなければ、
   「ゆとり」は生まれません。

   「ゆとり」を生む為には、先の見通しをつけて、必ず行動計画を立てる必要があると思います。
   1年単位、1ヶ月単位、1週間単位、1日単位と細かく計画を立てている人は、どれ位いるでしょうか?
   またその計画を、その後に振り返って達成度を確認したり、未達成分についてどう対処するか、
   さらに計画を立てたりしている人は、どれ位いるでしょうか?

   たぶん多くの人は、ちゃんと頭の中でこれらの事を考えているはずです。
   しかしちゃんとその計画をノートやスケジュール表に書き込む事が、重要なのだと思います。

   書き込む時間自体が、勿体無いかもしれませんが、
   書き込むことによって、行動に優先順位を決めることが出来、
   効率よく時間を使うことが出来ます。

   お金は貯金する事が出来ても、時間の貯金は出来ません。
   お金の管理よりも、気を使う必要があると言えるでしょう。
  
13 2005/10/01 17:56 社労士・杉山千里
  
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   季節の変わり目、体調の変化には敏感に
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   今年の労働衛生週間のスローガン、
   「働き過ぎていませんか 働き方を見直して 心とからだの健康づくり」
   ほど働いているわけではないのですが、
   先月は、健康について、本当に身にしみて考える出来事がありました。
   
   突然、8月29日の日に起床したら、左肩に激痛を感じて
  左手が腰より上にあがらなくなってしまったのです。
  (9月に、私がこの掲示板に書き込みをしなかったのは、この理由からです。)

  それまで左手が痛いとか、左肩が凝っていたとか、
  そういう自覚症状は一切無かったものですから、
  青天の霹靂という感じで、左肩の鋭い痛みよりも、
  驚きの方が大きかったです。
  (友達に「四十肩?」と言われてしまいましたが、まだ私は30歳台です。)

  近くの接骨院で診てもらったところ、首がかなり凝っていて、
  左肩の痛みはそこから来るとのこと。
  鈍感なため(?!)首が凝っているという感じは全く無かったのですが、
  さっそくその日に治療してもらい、
  その後も時間のある限り、積極的に治療に行きました。

  1ヶ月経ち、ようやっと完治したようです。

  みなさまも季節の変わり目ですので、体には充分ご自愛下さい。
  私も二度とこのような事にならないよう、仕事終了後に、極力ラジオ体操などして、
  体をストレッチするように心がけております。
  
12 2005/08/01 23:17 社労士・杉山千里
  
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  アスベストで「たばこ=肺がん」が明確に 事情に配慮し禁煙を
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  アスベスト(石綿)によって肺が犯されていても、
  30年から40年経たないと、その被害が表面化しないことで
  いま大きな問題となっています。

  仕事などでアスベストを扱っていた人は、
  中皮腫という肺の病気にかかりやすく、
  (アスベストを扱っている工場周辺の住民も同様との事。)
  タバコを吸う人は、さらにこの病気になる危険性が高いそうです。

  以前から「吸い過ぎ注意」という広告を目にしていましたが、
  最近のアスベスト(石綿)被害の報道によって、
  「タバコ=危険」であるということが、より明確となりました。

  現在または過去にアスベストを扱っていたことがあり、
  かつ最近の健康診断等で、肺に異常が見つかった場合は、
  ただちに喫煙を止めるべきでしょう。

  そして、現在勤めている会社、または労働基準監督署にその旨を相談し、
  労災保険でその病気を対処することが可能か否か、直ちに問い合わる
  必要があります。

  いま現在、労災保険には「5年」という時効があって、
  アスベストによる被害を被った日から5年以上の年月が経過すると
  さかのぼっては労災保険が効かない事になっています。

  ちょっとでも肺に異常を感じたら、まずは即病院へ行きましょう。

  また、肺に異常がない人であっても、
  このような事情に配慮して、
  なるべくタバコを吸わないようにする努力が必要でしょう。
  
11 2005/07/01 21:45 社労士・杉山千里

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   7月1日は「国民安全の日」
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  皆さんは、7月1日が「国民安全の日」であることをご存知でしょうか?

  昭和35年5月の閣議了解に基づいて、毎年7月1日は「国民安全の日」となっています。
  また7月1日〜7月7日までは「全国安全週間」とされています。

  私達は、朝起きてから夜寝るまでの間に、様々な種類の「安全」に守られて、
  日々の生活を恙無くおくる事が出来ています。

  そしてこの様々な種類の「安全」の裏では、必ず誰かが懸命に点検・確認作業を行っているものです。

  「安全」である事が、ごく普通に当たり前な事になっていますが、
  「安全」は、「水」や「空気」のように自然に存在するものではなく、
  人間が精魂込めて作り出すもの、ひとつの作品のような物、
  という意識を持つ事が必要ではないでしょうか?

  7月は、自らが「安全」について考えるとともに、そういった点検・確認作業に従事する人に感謝する
  日であると言えると思います。

  身近なところから、一人一人が少しずつ「安全」について考え、点検確認すれば、
  大きな事故は防げます。この機会にしっかりと見直してみましょう。